痛みの見立て

痛みの見立て

ども、指圧MANです。

今回は僕らが扱う疾患に多い、痛みやコリに対する見立てをちょっとご紹介します。

よくね、最近facebookの広告なんかで見かける、一回の治療で五十肩が良くなったとか、数十年続いた痛みがスッキリ取れたとか、そんなの見かけますが、基本的に体の仕組みや疾患の病態を知れば知るほど、そういった誇大広告というか、ビジネストークが嘘だということがわかります。

なので我々医療従事者は、そういったことに騙されないように、しっかりと患者様に説明できなければいけないし、もし我々の手に負えない症状や疾患だった場合は、即座に病院を紹介しなくてはなりません。

例えば、僕もパフォーマンスとしてはやりますが、押圧法で身体のどこでも良いので、一点だけ指圧すると、全然関係ないところの関節のROMが上がるんですよね。

これに関しては諸説ありそうですが、ゲートコントロール説とか、アナトミートレインに書いてあるような筋膜の連動だったり、触圧覚を利用して間脳視床下部へ刺激を入れることで、リラックスするからとか、エネルギーだとかなんとか…

まぁ、理由なんか今後の研究に任せるとして、現象としてそういうことが起こるってことです。

ただ、押圧法が出来ると患者様にとってはかなり気持ちが良いし安心感を感じると思います。

でもね、これって、ROMが上がっただけで、治療としてどうなの?ってなった時にはちょっと違いますよね?

本当の五十肩なんて約1年弱治療期間がかかると言われていますから、チョチョっと治療してROMが上がって治った〜とか言っているのは、そもそも五十肩じゃないんですよね。

単に筋肉の拘縮でROMが制限されていて、インピンジメント症候群みたいなかんじだっただけでしょ?って。

なので、我々はすぐ良くなるものと、時間のかかるものをしっかり理解しなければいけませんし、一瞬でよくなる人もいれば、良くなるまでに時間がかかる人もいるってことをしっかり頭に入れて、なおかつ患者様に説明もできなければいけませんよね。

僕もどんな疾患でも一回で治るようなゴッドハンドになりたいですけど、そんな手技があるなら教えて欲しい!www

痛みの種類

長くなるとアレなんで、我々が扱う疾患は大概が二次痛なので、それに関してなるべく簡単に説明します。

体制神経系

これは、筋肉を使いすぎたり、同じ姿勢などを続けることで、侵害受容器が働いて、さらに血管が収縮して、発痛物質が出て、痛みやコリを感じるルートです。

このようなケースでは、単純に筋肉や骨格にアプローチするだけで改善することがほとんどです。

しかし、気をつけなくてはいけないのが、とっても長い間慢性痛になっていた場合は、痛みの機序が変っていたりするので、しっかりと問診検査をしなければいけませんね。

自律神経系

これは、例えば暴飲暴食などをしている人で、内臓が疲れていたり、胃腸の平滑筋が硬くなっていたりして、内臓の神経が興奮することで、侵害受容器が働いて、血管が収縮して発痛物質が出て痛みやコリが出るというルートです。

ストレスや精神的な影響

これは、ストレスを受けることで交感神経が亢進し、副腎などのホルモンの働きで血管が収縮して、発痛物質が出て、痛みやコリが出るパターンです。

この場合は、指圧や内臓調整でも多少は良い影響を与えられますが、心の問題をどうにかしなければ、根本的な改善には至りません。

殆どが複合的に出ている

指圧治療としては、体制神経系だけの原因であれば、的確な診断と治療で我々が貢献できることがとても多いです。

しかし、自律神経系が原因のケースでは、例えば暴飲暴食をしていて、身体に痛みやコリが出ていて、慢性炎症などを起こしているケースでは、さらに内臓の治療をした上で、食事指導をしなければいけませんよね?

そして、心に問題を抱えている方の場合は、その問題を解消するようなカウンセリングを紹介したり、もしくは、我々指圧師も多少なりともそう言ったノウハウを持っていなければ、太刀打ちできません。

そして、よくよく問診や検査をしていくと、これらが複合的に出ていることがほとんどだとわかります。

今までの治療の中で、なかなか治らない方の多くは、自律神経系と精神的な影響が強い方が多くて、それで僕自身もとても悩みましたが、個人的にメンタルケアのノウハウを身につけることで、大分対応できる幅が広がり喜んでいただけています。

なかなか取れない炎症の例

体験談ですが、腱鞘炎をお持ちの方で、なかなか治らない方がいらっしゃいました。

その方は、40代後半の男性で、仕事は大工さん、お酒が好きで、食事も好きなものを食べているような状況でした。

お酒をやめる気はサラサラない仰っていて、1年前あたりから、休んだら治っていた腱鞘炎が最近では治らなくなって、痛みが毎日続いていますとのことでした。

問診と触診の段階で、身体に炎症が出やすい状態であるとわかっていたので、食事を変えないとなかなか治らないとお伝えしました。

糖質やお酒を摂りすぎている方は、基本的に胃腸の調子が悪くて、血液の状態も良くありません。

小腸が浮腫むことで、アレルギーが出やすくなったり、慢性炎症が出やすくなります。

また、大工さんということで、手首に毎日衝撃が来ますから、このような状態では改善する可能性は少ないですよね?

個人的には痛風結石の疑いもありそうだと感じていましたが、その後ヘルニアを発症し、膝が痛くなり、整形外科を受診したら痛風と診断されたそうです。

さもありなんといった感じで、僕では何もお手伝いできなかったことがとても残念でしたが、こういったご本人の責任であるところを、僕らが治療することはほぼ不可能なので、しっかりとした見立てとアドバイスをできなければ、患者様にもいたずらに治療に依存させて適切な医療を受けられないなんてことが起こりますし、我々も治らないと凹みますよね?

ちなみに、格闘家などは痛風になる方が多いのですが、打撃などの衝撃で細胞が壊れると、プリン体も出てくるので痛風になっちゃうんですよね。

もちろん、お酒や炭水化物、糖質の取りすぎ、ストレスもありますが、色々なことを知ることで、僕らも適切な見立てが出来るようになりたいですよね!

という事で、今回はさらっとでしたが、痛みの見立てについて書いてみました。

どう判断するかは、筋肉の張り方の種類や、お腹の張り方、痛みやコリの出ている部位と、しっかりした問診で判断できるはずです。

ある程度のパターンはありますから、勉強会などでシェアできたらなと思います。

もちろん、ブログや動画でもご紹介できたらいいなと思っていますので、今後ともチェックしてみてください!

 

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