内観の方法と心の癒しの進め方

内観と心の癒やしの進め方

内観の方法と心の癒しの進め方

ども、指圧MANです!

今回は僕のもう一つの屋号でもある『癒しの万屋』のブログと同じ記事をこちらのブログにもシェアする事にしました!

内観と心の癒やしの進め方


今回はメンタルケアのセッションに来る前に、ぜひ皆さんに知っておいていて欲しいことでもあるので、誰でも読める様にnoteでは最後まで無料で読める様にしてありますし、このブログにも同じ内容を書いています。 


もし僕のメンタルケアのセッションを受けたい方は、ある程度の流れが書いてありますのでぜひお読みください。
また、癒しや内観に興味のある方が、この記事を参考にして頂くことで、多くの方に癒しや気づきがあったら嬉しい限りです。


この記事は最後まで読むと、多くの方が感じるかもしれない、はじめにあった矛盾がふに落ちてくると思います。


最初の方は、想いや感情を見つめることから始まりますが、途中から深層心理の話になり、さらに初めに書いてあることと矛盾したスピリチュアルな話が書いてあります。


そして、最終的には赦しやサレンダーと言った、とっても深いところの心の癒しと、集合意識からの解放まで、順を追って書いてあります。


それぞれの項目の詳しい癒しの方法は、書いてしまうと大変なボリュームになってしまうので、今回は概要だけになりますがご了承くださいね。 


興味のある方は是非有料noteにそう言った記事もありますのでチェックしてみてください!

個別のご相談は、お一人お一人で癒しの過程が異なるため、メンタルケアの個人セッションにてご対応しておりますので、ご質問等は個人セッションにて承っております。何人か人数を集めて頂ければ、こう言ったお話や癒しも兼ねたグループセッションも可能ですので、遠慮なくリクエストくださいね!

 

苦しみを生む原因

 

苦悩の原因は、YouTubeなどでも何度もお話しして来ていますが、基本的には思い込みや条件づけにより、自分がそうだと思いたくない、認めたくない、そんな抑圧した思いから、様々な感情や想いが生まれることによって起こります。


私はダメだと思い込んでいれば、ダメじゃ無いように頑張って無理をしてしまう、ダメだと思われないように、人の言うことはなんでも過剰にやってしまう、私なんてどせダメだからと諦めて生きてしまう、などです。


そんなことを続けているととっても疲れますよね?


そして、自分の中にそう言った抑圧した思いを持ち続けることから、心だけでなく、身体も病んでいきます。

 

苦しみを癒すためには?

 

そう言った思い込みは、基本的に自分自身では見たくないし、感じたくないし、認めたくないものなので、私たちは心の奥底に蓋をしています。
その為、自分自身が見ないようにしている、ダメな私、価値の無い私、愛されない私は、いつも世界に投影されます。


人はみんな頑張らなければいけない(私はダメじゃ無いように頑張っている)のに、なんであの人は努力しないんだろう。そうだ!努力しない人は悪い人だ!


と言った形で現れます。 


そして、苦悩を癒す為には、その思い込みや条件付けに気づかなければいけません。


そういった想いに気づくだけで、苦しみが癒されるのか不安な方もいらっしゃいますが、自分の思いに気づいて、それをちゃんと認める事でしか、ネガティブな思考パターンからは解放されません。


逆を言えば、そのネガティブな思考パターンである、自分自身の思い込みや条件付けに気付くだけで、私たちはとっても楽になりますし、人生が今まで感じたことのない様な素晴らしいものに変わっていきます。


しかし、それに気づかせないための『自我』の様々なブロックがあるため、通常ではなかなか自分で気づく事が出来ません。


人の数だけ苦しみのバリエーションがあり、また、一人一人が持っている思い込みや条件付けも一つや二つでは無いために、客観的に見ることが出来ないと、原因を見つけることが出来ません。
その為に、まずは『私はいない』と言うことを理解する必要があります。

 

私はいない

 

私たちは当然の様に、この身体もこの心も、私自身のものだと感じていますよね?


その為、私と世界(他人)と言った形で、思考が分離しています。


思考が分離すると言うことは、比較する対象があると言う、相対的な世界で生きることになります。


そうすると、他人や世界と比較して、自分には足りないものが沢山見えて来ますよね?


そして、足りない自分はなんかダメな気がするから、理想の私になろうとする結果、うまくいかないことがほとんどなので、私には価値が無いような、様々な思い込みや条件付けが生まれていきます。


そして、足りない自分はなんかダメな気がして、そんな自分に罪悪感を感じて、私は許されてはいけない存在の様に感じて、さらに思い込みや条件付けが生まれます。


なぜ初めに、私はいないと言うことを理解していただく必要があるのかと言うと…


スピリチュアルに傾倒している方や、私と言う『自我』意識の強い方は、初めは非二元的な、『私はいない』と言うことを理解しないと、自分自身の想いや感情を客観的に見ること出来ないからなんですよね。


苦しんでいる方のほとんどは、私が!私が!私が!と、強く私を意識していて、あの人が!あの人が!と言った様に、原因を私(自我)や世界(他人)に求めていて、私や世界(他人)が変われば、私は救われる(癒される)と思っているんですよね。


そう思っている限りは、私たちの心の奥底に蓋をしている、思い込みや条件付けを見る事は出来ません。

 

想いや感情は現れては消えるもの

 

さて、私はいないと言うワークは、ここでは膨大な情報量になってしまうので、YouTubeやnoteなどで理解していただいて…


私と言うものは実は存在していなくて、その感情や感覚、思考に『気づいている私』と言うものが、本来の私であると理解出来ると、『気づきの意識』の方に寄り添いやすくなります。


そうすると、私はダメだと思っていることに気付いている私。の様に、客観的に私の想いや感情に気づける様になります。


そして、それと同時に、私たちの思考(感情や感覚や想い)は、ただ現れては消えていくモノだと理解出来る様になります。


こう言った観照者(自分自身を客観的に見る視点)としての私に視座が切り替わっていくと、思い込みや条件付けを見つける内観がとってもやりやすくなります。

 

出来事に意味はない

 

私がいないこと、気付いている意識が私であることに気づくと、今度は、出来事に意味がないことがふに落ちて来ます。


そう言った出来事に対して、私たちが感じる様々な感情や感覚、想いは、私たちの思い込みや条件付けによって意味づけされていた事に気づき、人それぞれに見え方が違うこともわかる様になります。


そうすると、私はこの出来事に対して、いつもこう言った感情や思いが湧いてくるんだなと、気づけますよね?


そうしたら、そう言った出来事や状況に対して、自分自身がどう言った思い込みや条件付けをしているのかがとっても分かりやすくなります。
ここからが内観のスタートといっていいかもしれませんね。

 

真実(事実)とストーリー(想像)に分ける

 

出来事に意味がないことがちゃんと理解出来ると、感情に巻き込まれることなく、出来事に対して、自分がどんな思いを感じている為に、今この感情が湧き上がってくるのかに気づけます。


そして、その思い込みや条件付けをしている自分を、しっかり認めてあげることで癒されるのですが…


どうしても、私たちは客観的になれないことが多いですよね。


出来事に対して、それが自分の思い込みや条件付けから生まれたストーリー(想像)なのか?それとも真実(事実)であるのか?をしっかり振り分ける必要があります。


例えば、『私はお金がない』と言うのは、ストーリーです。


真実は、『私は1万円持っている』です。


この1万円を、多いとするのか、少ないとするのかは、その人の思い込みや条件付けでジャッジされるモノなので、人によってお金があるか無いかは変わりますよね?


また、真実を見る事において、『無い』と言う事は表現出来ません。


才能がない、お金がない、優しさが足りない、これらは全て自分自身のジャッジに基づくストーリーでしかありません。


なので、お金がないから苦しいといったストーリーから出てくる思いを癒そうとしても、『私は貧乏だ』『私はお金を持ってはいけない』の様な、本当の自分の思い込みや条件付けに気づけなくなります。


私はお金がない=ストーリー
私は〇〇円持っている=真実


お金がないと感じている原因となっている、思い込みや条件付けを見つけて、それに気づけば、お金がないと言う思いは癒されて、それらに対してのネガティブな思考が湧き上がらなくなって来ます。


ちなみに、何もない私自身を表すたった一つの真実は、『私は在る』です。


本当に無一文であるなら、その時に私を現す真実は、『私は居る(在る)』と言うことになります。

 

感覚記憶による苦しみ

 

これまでに書いてある、思い込みや条件付けは、ほとんどが生まれてこれまで生きてくる間に、両親などの家族間や、親しい関係性の人たちによって、作りあげられていきます。


しかし、音や情景などの感覚情報(五感)に過敏に反応してしまったりする場合は、物心がつく前の、幼い頃に感じた感覚による記憶によって苦しんでいるケースもあります。


こういった、物心つく前のものや、心が疲弊して閉ざされてしまった様な、ネグレクトや虐待の様な体験と言った、思い出そうとしても思い出せない記憶は、感覚によって刻み付けられた心の傷(恐怖反射的なモノ=恐怖反射や原始反射)なので、思い込みや条件付けよりも、ちょっと深い領域の話になります。


TFTやEFTの様な、エネルギーとアフォメーションを使った様なワークが手軽に試せるのでおすすめです。


今はYouTubeや本などでも沢山紹介されているので、是非手に取ってみてください。


感覚記憶は肉体と感覚に紐付けされた条件反射(恐怖反射)と感情や脳機能がセットになって働いています。


こう言ったトラウマは、感覚記憶だけではなく、とてもショッキングな出来事からも生まれます。
僕のセッションでは、エネルギー体と脳の機能的な問題と、そう言った諸々のネガティブなパターンをヒーリングで癒していきますが、何も手段がない方が、これらを自分で癒すのはとっても難しいので、なるべく信頼出来るカウンセラーさんに頼ってくださいね。

 

スピリチュアル(霊障や過去世など)からの影響

 

さて、ここへ来て、私はいなくて、気付いている意識が私なのに、なぜそういった理解からは真逆の発想であるストーリーであり、妄想でしかないスピリチュアルな話になってくるのだろう?と感じた方もいらっしゃるかもしれません。


しかし、究極的に見ると、私たちは『思考は現実化する』と言う、創造主としての『私』を生きています。


なので、こう言った一見スピリチュアル的な霊障や過去世の傷は、実際には存在しますし、私たちは影響を受けています。

無いものは表現でいないと前述しましたが、スピリチュアルな問題が本当にこの世に存在しないのであれば、霊障や過去世といった言葉自体が、我々が認識したし、知ることすらないという事です。

つまり、こういった言葉や概念すらないことになりますよね。


エネルギーはただ流れているだけの世界ですから、当然見えない世界の影響も我々は多分に受けています。


なので、きちんと気づきの意識に寄り添える様な状況であれば、霊障や過去世といったスピリチュアル(一見してストーリーや妄想の世界)な領域に踏み込んでいっても、きちんと客観視して、原因を見つめていけるはずです。


逆に言うと、客観視出来ない方は、スピリチュアルの壮大なストーリーに『私』を投げ出してしまって、私は意味のある存在だ!私は特別だ!の様な、変な思い込みや条件付けが生まれてしまうので、そういった自分で作り出したストーリーで癒しを進めてしまいます。


そうなると、前述した様に霊障や過去世の苦しみに対して、事実を見ることが出来ないため、そういったものを引き寄せている自分自身の本当の想いに気付けず、答えを出す為に問題を作り続け、ストーリーの中で、ストーリーを癒すことを始めてしまいます。


スピリチュアルな世界観は、僕自身も認めてはいますが、これでは本末転倒になってしまいますよね?

ずっとストーリーの中で生きていられるのなら、ある意味それはそれで幸せでいいのかもしれませんが…(笑)

なので、スピリチュアルな領域の癒しには、程よい客観的な見方が必要な為に、僕が初めに『私はいない』ことや、『出来事に意味がない』こと、そして『気付いている意識』が私であることを、口を酸っぱくして言っていいるわけです…


スピ系の一般的な人の解決方法は、占いや加持祈祷に頼ることで、問題の本質を見ようとせずに、『何か』のせいにして、『それ』を解決しようとしてしまいがちです。


しかし、私たちは思考を現実化しています。
ですから、あくまでも客観的な視点でこういったスピリチュアルな癒しを進めていくことが非常に大切になります。


私たち自身が創造主という究極的な視点から見ると、苦しみさえも、自分たちが作り上げている事に気づけます。


その霊障や過去世の苦しみも、全部自分が引き寄せているだけです。


例えば霊障を浄化してもらっても、根本的な『それ』を引き寄せる自分自身の思い込みや条件付けなどのカルマに気付けなければ、また同じ霊障を呼びます。


過去世の苦しみは、今の私たちの苦しみではありませんし、それらは生まれ落ちるときにくっつけて来た過去の膨大な集合意識の、記憶の意識の極一部でしかありません。


その記憶を私であると勘違いしてしまうと、過去の私にアイデンティティーを求めて、自己価値を持ちたくなったり、過去の私はこうだったから、今世での私はこう生きなければいけない。という様な意味のない条件付けや思い込みを作り始めます。


なので、こういった領域の癒しは、きちんと、引き寄せている自分自身の思い込みや条件付けを見た上で、セットで浄化していくことが大切です。
もちろん、一方的に霊障を受けているケースもままありますが、それすらも、深いところでは私という存在との相対的な関係性において成り立っています。


つまり、私が引き寄せていると言うことですね。


この世界に生まれていれば、物理的な関係だけでなく、人間関係、霊的な存在や過去世などのスピリチュアルなものから、集合意識、カルマなど、生きているだけでたくさんの影響を受けていますので、いちいち気にするよりは、それに影響を受けない私になる方がいいですよね(笑)

僕もスピリチュアルな不思議なお話は大好きですが、スピリチュアルなストーリーも、自分自身をストーリーに投げ出して妄想の中を生きるよりは、そう言った立ち位置から楽しむことをお勧めします。

誰しも、ディズニーランドを本当の現実の夢の国とは思ってないと思いますが…(笑)スピリチュアルな世界観も、そんな感覚で楽しむのが良いと思いますよん!

 

カルマの影響

 

さて、スピリチュアルな問題には、霊障や過去世などの悪影響があると前述しましたが、こう言ったものを総じて、僕は『カルマ』と言っています。


カルマとは、単なる相対的な霊障や、自分自身の過去世の記憶による苦しみだけではなく、先祖代々受け継いでいる様なものから、何かを教わるなど関係性により、その先生や師匠といった方々から引き継いでしまうものまで、様々に存在しています。


また、過去世において、何度も繰り返している様な苦しみや恩讐と言った因果だけでなく、今生でそれらを互いにやり合っている様な関係性の相手も存在します。


そうなると、どちらかがその因果、やってやられての繰り返しをやめないと、思い込みや条件付けと違った意味での苦しみが今世を超えて続く事になります。


また、それが先祖や家族で繰り返しているケースもあるので、自分自身のカルマの浄化や癒しをする事で、そう言った過去世の記憶や魂(語弊がありますが)や、先祖たちがみんな救われる事になります。


自分の子孫や先祖がそれによって救われるので、この辺の癒しはとっても大切になります。


また、カルマの中には呪いの様なものも存在しています。


こう言った家族や先祖のカルマや、代々受け継いでいる様な呪いの様なものは、自分自身では気づくことが困難なので、思い込みや条件付けによって引き寄せた嫌な出来事を、そう言ったもののせいにしてしまう方も多々見られますが、通常では認識出来ない領域になってくるので、余程内観を通して自分を見つめている人でないと気づくことは難しいです。

 

集合意識からの影響

 

ここまで癒しを進めていくと日常に起こる出来事に対して、それほどネガティヴな想いや感情が出てくることがなくなって来ます。


しかし、やはり同じ様な苦しみを感じることが度々出てきます。


思い込みや条件付けに気づいて癒しても、また同じ様なパターンの苦しみが出てきます。


こう言った場合は、思い込みや条件付けを見つけても、堂々巡りになってしまい、癒しが進まなくなることがあります。


こう言った時にはいくつか原因となるものがありますが、その中の一つが集合意識からの影響です。 


エネルギーは現れては消え、ただ流れているだけですが、見えている物理的なエネルギー以外にも当然影響を受けます。


これまでの人類が作り上げてきた常識や決まり事と言った、個人を超えたもっと大きな思い込みや条件付けの影響を、我々は知らず知らずに受けています。


例えば簡単な例を挙げると、国によってはマナーが違ったりしますよね?

日本では普通のことでも、海外ではタブーとされるとか…、そんな感じで、もう普通だと思ってることでさえ、我々はさまざまな思い込みや条件付けの中で生きています。


また、そう言ったものはエネルギーとなって伝わるものなので、日本の様にキッチリしたお国柄は良い面もありますが、個性的な人を認められない、みんな一緒じゃなきゃダメな様な風潮があるため、苦しんでいる方も多いのではないでしょうか?


これも自分自身に集合意識や、他人からの想念を受け取る様な原因(となっているエネルギーパターン)があるので、それを癒していくことが必要になります。


とは言え、この地球上で生きている間は、ずっとそう言った影響を受け続けることになるので、まずはそう言った集合意識や他人からの想念に気づき、その都度癒していくことを繰り返し癖にしていく事が大切かなと感じています。

 

本当の私の想い

 

さて、さまざまな癒しを進めていく間に、とっても大切な事があります。


それは、私自身の本当の想いに気づく事、知る事です。


思い込みや条件付けなどの、自分の中にある抑圧した想いは全て「本当はこうしたい」とか、「本当はこうして欲しかった」の様な想いが達成出来ないことで生まれるものです。


ですので、思い込みや条件付けを見つける過程とセットにして、本当は私はどうしたいのか?に気づいてあげましょうね。


そして、今はこうだけど、きっとこうなるよね〜と、いったんネガティブな思い込みや条件付けを認めてから、いずれ「こうなる」の様な、肯定的な自己宣言をその都度することでも効果はあると思います。


思い込みや条件付けに気付けなくても、本当の想いを知ることでそれらが癒やされることもありますので、どちらからのアプローチも可能です。

 

サレンダーと赦し

 

ここまでの癒しの過程では、主に原因を見つけて癒す様なことをやってきましたよね?


しかし、この様な原因を見つけ続けて癒し続けていても、いずれまた同じ様な苦しみに見舞われてしまう様な事が起こります。


原因を癒したのに、無限に苦しみが生まれる様な錯覚を覚える方もいるかもしれません。


もちろん、初めに書いた表層の問題から、これまでの深層の問題まで、複雑に絡み合ったパターンが多いので、順序よく癒しが進むなんてこととはまずありません。


また、サレンダーを試みるほとんどの方が、まだまだ思い込みや条件付けに囚われたままで手放そうとしているために、うまくいかないと言うケースもよく見ます。


サレンダーや赦しの段階ではない、つまり、まだ心の癒しが足りないのに、いきなりサレンダーをしても、それは思い込みを増長することになります。


また、癒しを急ぐとそれだけ反動となる体験(痛み)もその人の業に比例して強烈になります。
なので、ゆっくり癒しを進めていく中で、もう何度も何度も癒したのに、また同じ苦しみが出てくる…、なんて時が、サレンダーや許しのタイミングですので、心に留めておいてください。


思い込みや条件付けがあるのに、「私は私のままでいいの!」とやってしまうと、ただのわがままな人になって、自分も周りの人も傷つけてしまう事があり、かえって苦しみを強く長引かせてしまいますのでお気をつけを。

話がズレましたが、サレンダー(手放す)とは、こう言った何度も何度も癒しても繰り返す苦しみ、原因がないのに苦しんでしまうような時にチャンスがやってきます。


私と言う存在が、そもそも苦しみ続けて、それをどう足掻いても何をやっても改善しない様な苦しみを持っていて、もうどうしようもないと言う状況って、経験されている方もいらっしゃるか思いますが、原因があるうちはそれを癒せば良いのですが、肉体から心、そして存在としての苦しみとグラデーションの様に苦しみは広がっていきます。


苦しみの根本となるものは、存在としてそもそも苦しむパターンを持って生まれてきたことです。


そこから、人生の中でさまざまな体験をする中で、思い込みや条件付けなどの、心の苦しみが生まれます。


それが最終的に1番感じやすい五感として、つまり肉体に苦しみ(病気や怪我、慢性疾患や難病)が現れていきます。


ですから、そもそも存在として苦しんでいる自分をしっかりと認めて、何やってもダメ(と私は思っているだけですが)なら、ありのままの私であるしかないよね?と認めてあげることでサレンダー出来ます。


私が私自身をダメだとか、価値がないとか、足りないとか思っている不足感や罪悪感を、もう仕方がないよね〜と認めて(諦めて)、何やってもダメなら、ありのままの私で生きるしかないと決めることで、それらを手放すことがサレンダーです。


好き勝手にやる事がサレンダーと勘違いされがちですが、それをやると思い込みや条件付けによって、抑圧した私の行動をそのまま表現することになるので、どんどん自分や周りに不調和が出てきます。


なので、ここまでの癒しの中でちゃんと自分自身の想いに気づいているか?と言うのがとても大切なステップになるわけです。

サレンダーと赦しは個人的にはセットなのですが、赦しは祈りにも似ている印象です。


苦しみの出方によっては、サレンダーが難しいこともあります。


それは、私が罪人であると深く決めつけているケースに多いです。


そう言った方は、大いなるもの(神でも構いません)に、私自身が許されざる者であることを認め、赦しを乞うことをお勧めします。


私は罪の意識に苛まれて、どうあっても救われてはいけない存在であると認めて、それならば、大いなるもの(神)に私を委ねて、赦しを乞い救ってもらうと言う過程を経ることで癒やされる事があります。

ありのままの私も、大いなるもの(神)に委ねた私も、どちらも本当の私であり、大いなるものの理想の私です。

価値がないとかダメだとか、自分自身が自分のことをそう思い込んで、そうじゃない理想の私になろうとすることは、抑圧した想いを達成するための行為なので、大いなるものに委ねる事と大きく異なります。

願いが叶わない理由がこれです。

そうではなく、ありのままの私が大いなるものの理想であると気づけると、それは大いなるものに委ね、一体となる事と同じなので、ここで初めて『創造主としての私』になれるんですね。

とは言え、サレンダーすることは結構多いので、集合意識の影響もまだまだ受け続けますし、時折悩んだり苦しんだり、そう言ったこともあるかもしれません。


でも、それら全てが貴重な体験であり、生きると言うことでもあります。


その都度気づきながら、癒しを進めていくことで、いずれ周りに影響されずに、本当の想いが勝手に叶っていく様な、そんな人生になったら良いよね〜と、ゆるく癒しを進めていきましょうね。

地球規模の価値観(集合意識)からの開放

※以下から追記です(2021年1月19日)

さて、サレンダーをすると、私は私のままでいいと感じられる様になり、生きることがとても楽になります。

しかし、それでも苦しみが湧いてくることがあります。

それはなぜだと思いますか?

簡単なことなのですが、まだまだ集合意識の悪影響のある中で、まだ地球規模の価値観から解放(解脱)されていないからなんですよね。

生きていると、他人や身近な人だけでなく、全く関係のない地球の裏側の人の悪影響まで、我々は認識することなく影響を受け合っています。

なので、個人レベルでサレンダー出来たとしても、それは個人であり、周りの人が苦しんでいれば、結局その悪影響(エネルギー)は受けてしまうんですよね。

なので、自分がありのままでいいとなっても、また周りからの影響で苦しくなってしまい、また元の苦しかった自分に戻ってしまうことがあるんです。

そこで必要になってくるのが、地球規模の集合意識からの解放(解脱)です。

そもそも、

楽しくて幸せな体験は価値があり、良いものである。

辛くてしんどくて痛く不幸な体験には価値がなく、悪いことである。

こういった善悪を知ると言う知識自体が、人類における根本的な思い込みである。ということに気づく必要があります。

なぜなら、生きていること自体が奇跡であり、この地球上で体験できるすべての出来事は、良いこと(と思っていること)も、悪いこと(と思っていること)も、どちらも同じだけの素晴らしい価値があるからなんです。

それがわからないから、良いことを求めて、悪いことを避けようとする。

そもそも、それがおかしなことであることに本当の意味で気づける人ってどれくらいいるのでしょうか?

このブログを読んで、じゃあ凶悪な事件に巻き込まれたり、凄惨な事故にあって亡くなったり辛い思いをする人も、素晴らしい体験をしていると言えるのですか?あなたはとてもひどい人ですね!

と怒ってしまいたくなる人もいるでしょう。

もうその時点で、この意味がわからないということなのですが、ここがアダムとイブが善悪を知る禁断の果実を食べたというお話の比喩なのかもしれないなと僕は感じています。

なぜなら、善悪がなければ、すべての体験に良い悪いという判断が伴いませんからね。

これが、地球に生まれて人類がこれまでの間に築いて来たカルマとでも言えるのかもしれません。

人間の本質的に、心が癒され整って来ると、我々自然と自分や他者の幸せを願ったり、楽しみを選択して生きていくものなんですよね。

なので、本当の意味で人類が自由になったのならば、基本的にネガティブな出来事は減少していくはずです。

これは自身の心の浄化が進まないと見えてこないことなので、サレンダーの後に書いてあるので、その前に色々と心の癒しの課題がある方は、ここは読み流していく程度でいいと思います。

しかし、一度これが腑に落ちると、今までのサレンダーが、地球規模の価値観、自分レベルでのサレンダーと言う、とても浅いレベルでの解放であると気づけます。

そして、生きていることがそれだけで素晴らしいことに変わり、良いことも悪いことも、その時その瞬間にちゃんと感じきり、地球で生まれ生きている間にしか体験できない、本当に素晴らしいことで、とても貴重な体験なんだなと実感出来るでしょう。

そうなると、苦しみという概念がなくなり、その時その瞬間を大切に過ごしたくなります。

また、その時その瞬間、『今』がとても素晴らしいと思える様に変わってきます。

つまり、苦しい体験も、楽しい体験も、同じだけ価値のある素晴らしいことに変換されるので、生きていることがとても楽しくて仕方がなくなり、悩みというものすらも、やがて楽しめる様な感覚すら湧き上がってきます。

ただ生きている事が素晴らしいこと。

良いことも悪いことも愛おしく感じる。

それってとても理想な状態ですよね?

そして、そうなると本当に自分がしたいことや楽しいことしかしなくなっていきます。

自分自身が喜びや幸せ、楽しさを感じること、好奇心を感じることを選択する様になり、本当の意味で、「私は私のままで良い」と感じられます。

これが、他人に何を言われようが、自分が楽しいと思ったことをやり切った人が『阿羅漢』(=悟った人)と言われる所以ですね!

悩みや苦しみというものは、善悪という地球規模の価値観を持っている間は、絶対になくなりません。

それが、悟ったら苦しみがなくなると言う、ある意味矛盾した答えになるのかもしれません。

そう考えると、心を癒していったほうが、悟るより遥かに容易に自分自身を楽にすることが出来ますよね。

楽になるために悟るということが、実は本末転倒であるということです。

ここの理解は本当に真理を知りたいとか、それを望んでいる人でないと、腑に落とすことは難しいと感じているのも、その理由です。

魂のブループリントを理解する

さて、集合意識から解放されると、本当に生きることが楽しくなるし、自然になるし、多幸感が出てきますが…

そんな中でも、やはり苦しい体験というものは、生きている限り存在しています。

この気づきの領域では、正直辛い体験をしても、それほど辛いとは感じなくなってはいるのですが、やはりしんどいものはしんどいんですよね。

この辺りに入ると、これまでの思い込みやカルマなどの理由が見えてきます。

それは、『自分がどうしようもなくやりたいこと』を今しているんだということ。

それを感じきらない限り、終わらないのかもしれないということ。

ここは僕もまだ未知の領域で踏み込んだばかりです。

なのではっきりとしたことは言えませんが、人は『どうあっても辛い体験を求めてしまい、その辛い体験を選択し続けてしまうことがある』という事実です。

これはもうどうしようもないんですよね。

よく、ブループリントって言葉がありますが、「地球でこれをやるために生まれてきたの」みたいなスピ系の好きなセリフってありますよね?

あれと同じ様な感覚です。

我々は、「したいことしかしたくない」んですよね。

だから、苦しいから救われたいと言いながらも、苦しみを続けて救われてはダメな人も存在しているんです。

これは、治療やカウンセリングでもずっと感じていたことです。

セルフケアでこれをやって、こういった栄養をとってくださいと言っても、やらない。

これってなぜなんでしょうね?

僕はここに気づいた時に、僕には救わなきゃいけない人や、助けなきゃいけない人が、どこにも存在しないということに気づきました。

それは、みんなそれをしたくてやっているという背景があるからなんです。

みなさん、自分が本当にやりたいことは寝食忘れてやってしまいますよね?

それって、何か素晴らしいことや一つのことに集中するって意味でもありますが、病気や不幸になる方向にも、同じ様に向いていることがあるんです。

これは前の項と同じで、曲解してほしくはないのですが、残念ながら思い込みが強い方やトラウマのある方、カルマなどの癒すべきものが多い人ほど、そんなひどい話はないじゃないか!とおっしゃいます。

それは仕方がないですね。

だって、地球規模の、善悪の価値観が自分の中にあれば、そう思ってしまうのは仕方がないのですから。

いつだって、我々のベースにあるのは、臭いセリフですが、『愛・調和・平和・喜び・慈愛・楽しみ・好奇心』などといった、基本的には幸福感ばかりなんです。

でも、それらが、さまざまな思い込みによって、歪んでしまい、痛みや苦痛を求めてしまうというのは、ここまでの記事を読んでいただければお分かりいただけることかと思います。

ブループリントを理解するということは、サレンダーしても結局変わらずに続けてしまう、魂レベルの習性を知り、それをきちんと理解して、その習性に伴う体験をちゃんと感じ切るということが必要ということです。

おそらく、この領域で初めて、ブループリントの書き換えが可能になってくるんじゃないかな〜って思ってます。

本当の意味での『創造主としての私』として生きるって事ですね!

僕はまだ踏み込んだばかりなので、その都度その都度の気づきと癒しを続けているところですが、今はこんな感覚で日々過ごしています。

 

と言うことで、今回はセッションの前に知っておいて欲しい、内観の方法と癒しの進め方でした!
最後まで読んで頂きありがとうございます。

 

※補足
今回の記事は、本来は有料案件なので悩んだのですが、noteでも最後まで無料にしてありますし、ブログにも同じ内容を書いてあります。
もしこのブログを気に入ってくれた方は、お賽銭がわりに記事を購入して頂けるとすっごく嬉しいです(笑)

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