指圧の基本手技は押圧法
ども、指圧MANのとくさんです!
今回は指圧の基本手技の押圧法についてご紹介します。
指圧と他の手技の違い
僕らが学校で教わった時に、あんまマッサージ指圧理論という教科書では以下のように説明されています。
あん摩
按摩は薄い衣服の上から施術を行い中心部から抹消の方向に筋肉を対象に揉捏法を主として筋肉の硬結を取り除き、筋組織の循環をよくし、新陳代謝を盛んにし栄養を高め機能も盛んにする。
また、目的に随って他の杉を色々に組み合わせてリズミカルな複合圧としての刺激を与えて生体の機能調節を図る。
マッサージ
マッサージは皮膚に直接、滑剤を用いて施術するもので、あん摩とは逆に末梢から中心に向かって主に循環系を対象に軽擦法、揉捏法を施し血液、リンパの循環を促し、また、他の手技を色々に組み合わせて与える刺激に変化を加え多種多様の生体反応を期待する。
指圧
指圧は、薄い衣服の上から生体に現れる反応点を対象として主に一転厚の刺激を遠心性に与え、圧反射機転により神経、金の機能を調節するものである。
その他の手技
現在の日本では、上記以外にもたくさんの民間療法が行われているのが実際で、あん摩マッサージ指圧以外の手技は、指圧に含まれると言うのが一般的な見解ですが、これは手技としての分類であって、指圧の基本手技は、押圧法と運動操作になります。
押圧法ってなに?
さてさて本題です!
殆どの方は、指圧もただ単に指で押すだけ、マッサージするだけの手技だと思っているのではないでしょうか?
かく言う僕も、昔はそう思っていました(苦笑)
でも、それだとあん摩やマッサージと違う手技の理由がありませんよね?
実は、押圧法と言う押し方こそが、指圧の基本手技であり奥義でもあるんですね。
以前、YouTubeで押圧法を調べてみたことがあるんですけど、正しい押圧法の動画は一つもなくて…圧迫法と言うあん摩の押し方のことを、押圧法と理解しているのが一般的な見解のようです。
体重計に圧を加えて、何十kg押せるか?と言う単純な圧のかけ方は圧迫法です。
僕はこういった間違った押圧法が世の中に多く広がってしまうのは、指圧師として危機感を感じてしまいます。
指圧はそもそも腕力を必要としませんし、患者さまに体重を乗っけてしまうのはとても危険です。
じゃあどうやって効果を出すの?と疑問になりますよね?
実は、もう大分昔のことになりますが…
戦後の法制化の時に、『医師以外の者が行っても有効であることを、証明せよ』と言う条件に対して、法制化のために届け出た整体などの数百種類の手技療法は医学的な有効性を期限内に証明できずに、法制化を断念、又は却下されていく中で、医学的有効性を証明できた手技は浪越徳治郎先生が届け出られた押圧法(指圧)のみだったんですね。
法制化後は、専門学校で2年間(現在は3年間)学科と実技を学び、国家試験の受験資格を取得を義務づけられました。
しかし当時、徳治郎先生は指圧の技術習得に、最低でも4〜6年間の修行年数が必要だと提案されたそうです。
そして、指圧師法の独立を提案されたのですが残念ながら認められず今に至ります。
この事実から鑑みて、指圧という手技がどれだけ専門的な技術であるかがお分かりいただけると思います。
押圧法ってどんな手技?
押圧法は腕力を使いません。
ですから、本来押しすぎて指を傷めることなどもないのですね。
強いて言うなら、最低でも自分の体を自分で支えることが出来るだけの基礎体力が必要です。
なぜなら、患者さまに体重を預けることをしないためです。
押圧操作は、『触れる』『押す』『離す』の3段階です。
個人的には、押圧法と言う触れ方が、押し方であり、運動操作の際にも必要な触り方に繋がります。
簡単に言うと、力を抜いて圧をかけると言うことなのですが、触り方としては、患者さまに防衛反射を起こさせないことですね。
ちなみに、僕は武術の師匠から、『押圧の「押」は自然な重さのこと、「圧」は意識をかけること。』と教えていただきましたが、武術の基礎基本から紐解く押圧法はまた違った奥深さがありますが、そういったことが知りたい方は沖縄支部へ入門ください(笑)
指圧の三原則
指圧には三原則と言うのがあります。
以下は教科書から抜粋します。
垂直圧
人体は種々複雑な曲線、局面の複合体である。これらに対して最も適合した、効果的な刺激を与えるには常に垂直圧を持って行う。垂直圧は指圧における理学的刺激の基礎である。
持続
一定強度に押圧したらその圧を緩めずに、そのまま一定時間持続する方法であって、通常圧法では5秒〜7秒間持続する。この間に指の感覚なり患者さまの反応を念頭において、刺激を適当にしてゆくのである。持続圧の長短は法の種類により異なる。
集中
術者の技術と精神を一致させることを期待したもので、施術中は全精神力を集中する。指圧は一面の押圧であっても常に有効適切であることを期待している。そのためには術者と患者の精神的な一致ということも重要な問題である。
これらは非常に大事なことで、垂直でないとそもそも押圧法にならないし、持続も集中も、指圧の真髄である『診断即治療』には大切です。
診断即治療
診断即治療は指圧の真髄です。
指圧師は、触れた瞬間から診断と治療を同時に行うことが求められます。
もちろん、事前の問診や検査も行いますが、触れたところから、どれだけ患者さまの情報を収集出来るか、そして同時に対処して行くかが重要です。
そして、指圧の押圧法とは、筋肉を緩める技術だけでなく、患者さまを極限までリラックスした状態に導く事も可能です。
身体のどこを押しても、効果が出せる方もいるくらい、押圧法とは特殊な手技なんですね。
言うなれば、間脳視床下部に響かせる押し方とでも言いましょうか…
ですから、本来の指圧はもみ返しもなく、老若男女、お子様からお年寄りまで、妊婦さんでも安心安全で受ける事ができる治療法になります。
まとめ
以上、ちょっと長くなってしましたが、指圧の押し方は他の手技と違うということをお分りいただけましたでしょうか?
この記事を読んでいただき、世の中の指圧という手技に対する認識が変わってくれると嬉しいな〜って思ってます。
そして我々指圧師も、技術習得だけでなく、こう言った情報も発信して周知して行く努力も必要だと思ってます。
押圧法は本当に素晴らしい日本独自の手技です。
受けた方はお分りいただけますが、個人的には法悦状態みたいな(笑)とっても気持ちがいいんですよね!
そして何より楽になる!
指圧を受けたくなったそこのあなた!ぜひ指圧MANへお越しください!(笑)
と言うことで、今回は指圧の基本手技の押圧法についてでした!
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